県内には、様々な斎場があり、お葬式の看板を目にする方も多いと思います。
では、そもそもお葬式というものは、一体誰の為にあるのでしょうか?

 A,故人様の為です。

 こう書くと、当たり前よね!と思われる方もいらっしゃると思いますが、実際は、お身内が亡くなったという事実を目の当たりにして、何も考えられなくなってしまわれるケースが大半を占めるのではないでしょうか。
お葬式の基本は、今日まで生きてこられた故人様に対し、敬意をはらい、感謝する事。良い事も悪い事も人生にはあります。しかしその全てが「その方自身」であり、だからこそ唯一かけがえのない存在だと思うのです。
ですから、その方の「こうやって生きてきた。」というものは、ご縁のあった方々(通夜・葬儀に参列される方々)に、改めて知っていただくと良いのではないかと思います。
それがより実感を伴うものである程、それぞれの心に刻まれ、故人様は永遠に生きていく事になるのですから。

 ただ、そういった葬儀には、ご家族とのヒアリングが不可欠です。例えば、お花も「何色が好き」「コスモスが好き」など、具体的なご要望があれば言って頂くとか、故人様の人生について、詳しく教えて頂くとか、多少時間をかけたとしても、ゆっくり考え、話し合って、葬儀の方針を決めていきたいものです。
 
 また、故人様の宗教とお家の宗教が違うという場合。お家には代々からの菩提寺があり、ご親戚も皆様同じ檀家として受け継がれている。この方だけをほかの宗派では送れない。…最近このようなお悩みをよくお聞きするようになりました。どの方も本当に悩まれますが、どうしても答えが出ないというのが実状のようです。
この場合、故人様が拠り所とした宗教で葬儀を執り行えるのであれば、それが一番だと思います。
なぜなら、故人様自身が信心していたという事実や、その宗教を通じてのお友達やコミュニティーがあったとしたら、それは故人様にとって大切なものだと思うからです。

 しかし、ご家族・ご親族様が代々のお家の宗教を大切にしたいというお気持ちも正しいと思います。
仏壇やお墓の問題、場合によってはご親族様同士の心の問題が生じる場合もありますから、どちらが正しいかは、簡単に決められるものではありません。
しいて言うのならば、「どちらも正しい」のだと思います。
ただ、私たちは、そんな中にあっても、なるべく故人様やご家族さまのご意思、ご希望に添えるよう、柔軟かつ適切なアドバイスをさせて頂きたいと、常々心がけて業務にあたっています。
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